自作 オリジナル スキーウェア その12012/01/06 22:24

超久しぶりの更新です。

 件名にあるとおり、自作スキーウェアの製作過程をアップしていこうと思います。といっても、ガーッと作ってしまう方なので、細かいところはオミットさんです。

まずはスキーパンツ。

 ちなみにパンツに限れば、正月休みの家族スキーに間に合わせようとして休み中必死こいて作っていたので、現状かなり出来上がっています。なので、記事の更新は割と早いかも(面倒くさくならなければですが)


写真1
サイズ合わせ用(右)と、試作品(左)
 右が、安い生地でサイズ合わせに作った物。以前作ったジーパンの型紙を基にサイズをゆるめに調整。かなり手抜きです。前チャックが無いので、履くのが大変。
 左は、それを基に試作した物。試作と言っても、二重仕立てで、表は防水生地、内は厚手の中綿生地となっていて、バイク用に使っています。試作なので、スキーパンツのようにポケットや裾の開きもファスナーで開閉できるようになっています。

 イージーパンツやジーパンは参考書を見ながら作った事がありますが、こういった裾ファスナーや二重仕立てのパンツは参考書すら見たことも無く、購入品のスキーウェアを観察したり、これまでのソーイング経験プラス”アイデア”勝負だったので、ちょっと不安でした。


 写真 2
生地の裁断

 試作品の型紙を基に変更(ベルトを太く、中綿生地にフリース生地を張り合わせる等)を加え、生地をカットしました。
 白いのが型紙で、青チェック柄はオークション購入のゴアテックス、黄色もゴアテックス、青いキルト生地は厚手の中綿生地、他白や黒のフリースです。

 さて次回は、、、

自作 オリジナル スキーウェア その22012/01/09 20:06

早速次の工程。
ある意味この記事は自分用の覚書なので、説明は適当です。

写真3
ポケットつけて内側と前ファスナー部で連結
 表前身頃にファスナーポケットをつけ、見返しをつけ左右身頃をつなげる。
 内側前身頃生地の裏側にフリース生地(白)を付け、後身頃には表側にフリース生地(黒)を付け、左右つなげる。
 ファスナーを付けた持ち出しを内側前身頃に先に付ける。
 そして表身頃と内側身頃を持ち出し部でつなげる。
 ファスナーの残りを表身頃見返しに付け、内側前身頃を付けてから、ステッチをかける。

 写真はありませんが、表後身頃に裾のファスナー開き部をこしらえ、左右つなげる。

写真4
シームテープ
 表身頃を裏側のまま前後縫い合わせ、内側身頃も裏側のまま前後を縫い合わせる。
 防水対策として、表身頃の股下と、脇の縫い合わせた所にテント用のシームテープをアイロンで溶着する。

 写真はありませんが、裾部分のブーツが入る内側の生地を縫い付けます。

さて、、、続く

自作 オリジナル スキーウェア その32012/01/12 21:07

では、その3

 いよいよ表側と内側の合体です。
 合体の方法としては、ベルト側(腰側)をつなげてから、裾をバイアスで包む方法(スキーパンツはそうなっていた)と裾でつなげてからベルトで閉じる方法が考えられます。
 以前作った二重仕立てジャケットの方法を利用したかったので、裾をつなげてからベルトで閉じる方法を選びました。

 裾をつなぎ合わせる前に、裾内側の雪の侵入防止(ブーツに被せるやつ)を内側身頃端部に縫いつけます。
 表側身頃と内側身頃共に生地が裏返った状態で、互いの端部を表合わせに仮止めしていき、円筒に縫い合わせます。
 両足とも縫い合わせたら、表側身頃を内側身頃に被せるようにひっくり返していきます。すると、下の写真5のようになります。
写真5
裾で合わせてひっくり返す
 ここまでくれば、ほぼ完成です。ジーンズのようにベルト部を作り付けていきます。
 背骨のあたりのみにゴムを入れウエストを締めるようにします。
 前にスナップボタンを2つ叩き込み、裾の開きを止めるためのマジックテープを縫い付け、エッジガードを裾内側に縫い付け、雪侵入防止にゴムを入れれば、完成です。

写真6
完成
 駆け足でしたが完成です。写真6はポケットと裾の開きのファスナーを開けています。エッジガードはゴムにしようかビニールにしようか色々悩みましたが、結局エナメル生地にしました。昔のスキーウェアがこんな感じでしたね。

写真7
履いてみた
 ブーツと一緒に履いてみました。緩めに作ったつもりでしたが、内側にフリースを張ったせいなのか、ジャストフィットだったので、予定していた腰のアジャストベルトは付けませんでした。


{作ってみて工夫した事}
 とにかく安く作ろうという事で、材料を安い物に押えました。

100円ショップで買った材料

 ・ 「ナイロンミシン糸」  透明なやつ。さすがに安物で、巻き癖が付いているので、縫っていると暴れてからまったり、ボビンに巻き取るときもかなり苦戦しました。主に見えないところで使用。表に出る部分にはレジロンと言うニット用50番ナイロン糸を使用。さすがにこれは100均の物とは違って扱いやすい。

 ・ 「接着芯」 フリース生地の端部に伸び止テープとして使いました。2cm幅でコツコツカットしていき、フリースや綿生地の切り口にアイロンで溶着します。

 ・ 「ファスナー」 20~22cm4、5本で100円の物。裾用には22cmの物を使って、20cmでカットした方が良い。

 ・ 「マジックテープ」 糊無しの縫い付けタイプ。糊付だとミシン針がベトベトになってしまい、大変な事になるから。

 ・ 「アイロン接着テープ」 仮止め用。しかし、ナイロン系生地には役立たず。

 ・ 「両面テープ」 5mm幅の物。アイロン接着テープでは借り止めできない場合に使用。基本的に縫い代が1cmなのでミシン針が刺さらない位置に貼り付ける。

 ゴアテックスや綿生地はオークション等で多めに購入。なので、メートル単価はかなり安い。
 結局のところ、今回使用した分の材料費で計算すると、5000円程度だと思います。
 製作日数 約2週間
 製作時間 約30時間

これでパンツ編終わりです。
次はジャケット編。結構先になるかもです。